こんにちは、みっちゃんです。
本業の傍ら、マイペースにブログで情報発信しています。
コンピュータ売り場を見ていると、商品情報に「オペレティングシステム」が書いてあるけど、なんのことなのか分からない。どれを選べばいいの?詳しく教えて欲しい。
実際に、コンピュータ売り場を覗いてみましょう
この記事の執筆時点で、Amazonのコンピュータ(パーソナルコンピュータ:PC (Personal Computer))売り場を覗いてみると、オペレーティングシステムを選択するための、以下のようなチェックボックスがあります。
全部で13種類もありますが、どれを選べばいいのかわからない。
そんな風に考えている方に。
オペレーティングシステムとはコンピュータの基本ソフトウェア
オペレーティングシステムは、コンピュータになくてはならない存在です。
英語では「Operating System」と書くので、世間では、頭文字をとって「OS」と呼ばれています。
“Operating” とは、”操作する” という英語の “Operate” から来ています。
OSは、何を操作しているの?
コンピュータは、いろいろなアプリはもちろん、キーボードやマウス、USBなどの周辺機器が機能を提供することで成り立っています。もちろん、それぞれが勝手に動いてしまうと困るので、OSがコンピュータ全体の動作を管理、制御しています。
例えば、アプリ上で、文字を入力するときに、キーボードを打ちますが、アプリとキーボードとの間で文字の情報を伝達しているのは、OSということになります。
さらに、キーボードに文字を打ち込んでいるのは、ヒトなので、結局、OSはヒトとアプリをつなぐために必要な存在ということになります。
OSによって、そのつなぎ方が変わってくるので、ヒトによって好みのOSが変わってくる、とも考えられます。
メジャーなOSの種類を、パソコンとスマホに分けて紹介
この記事の執筆時点で、Amazonのコンピュータ売り場で選択できるOSは、以下のものです。
OSの名前 | 開発 | 概要 |
Windows | マイクロソフト | パソコン上で動作する。 |
Mac OS | アップル | アップル製のパソコンMacで動作する。 |
iOS | アップル | 携帯(スマホやタブレット)で動作する。 |
Android | グーグル | 携帯(スマホやタブレット)で動作する。 |
Fire OS | アマゾン | Androidベース。電子書籍であるKindle上などで動作する。 |
Chrome OS | グーグル | ウェブブラウザであるGoogle Chrome上で動作する。 |
これらのOSは、一般の人に馴染み深いもので、代表的なOSと言えます(Amazonの売り場を見ているのでFire OSが並んでいる、とも言えますが、今後メジャーになっていくでしょうね)。
Amazonのコンピュータ売り場では売られていないようですが、プログラマーに馴染み深い、LinuxというOSについても、以下で取り上げます。
パソコンで動作するOS:Windows, Mac OS, Linux
Windows
パソコンといえば、Windowsという方も多いのではないでしょうか?
一般家庭にパソコンが普及し始めた1995年頃、そのパソコンにはWindowsがOSとして搭載されていました。
現在でも、90%ほどのパソコンが、Windowsによって制御されていると言われています。
Windowsの歴史を遡ると、1985年に “Windows 1.01” が発売されました。
その後、1995年に “Windows 95” 、2001年に “Windows OS”、2009年に “Windows 7” が発売され、2021年現在では “Windows 10” が最新版になっています。
マイクロソフト社の「オフィス(Word, Excel, Powerpointなど)」を使い慣れている方は、Windowsが便利です(Mac OSでもオフィスを使うことは可能です)。
少し残念なのは、バージョンが変わるのに伴って、大きく見栄え、使い方が変わっていく点です。
バージョンが変わるたびに、使い方に慣れる必要があるのが、面倒です(個人的見解)。
Mac OS
Windows と並んで有名なOSは、Mac OS です。
一昔前までは、Windows が市場を席巻していたこともあり、プリンターなどの周辺機器などの相性が悪かったのですが、現在では、その問題は解決されてきました。
Mac OSの歴史を遡ると、2001年に “Mac OS X” として製品化されました。
2021年現在では、”Mac OS 11 Big sur” が最新版になっています(ちなみに、”Big sur” は愛称です)。
プログラミングをしたい方には、Mac OSが便利です(購入時の状態でプログラミングのための機能が充実しています)。
Windowsとは異なり、バージョンが変わっても、使い方は大きく変わらないのが良い点です。
また、Windowsに比べて、スリープモードからの起動が早い印象があります。
ただし、性能の割に、価格設定が高め、な気がします(個人的見解)。
Linux
Linuxは、一般には、あまり知られていないOSかもしれません。
とはいえ、Linuxなしに、わたしたちのインターネット生活は成り立ちません。それほど大事なOSです。
特に、プログラミングをする方、計算に特化したコンピュータ群(サーバー)を使う方などは、Linuxを使う必要があります。
スマホで動作するOS:iOS, Android
iOS
iOSは、Apple社が販売しているスマートフォン(iPhone)やタブレット(iPad)などに搭載されているOSです。
ご存知の通り、通常のパソコンとは異なり、画面をタッチすることで、直感的な操作が可能になっていますが、それを可能にするOSになっています。
Android
Androidは、Google社が販売しているスマートフォンやタブレットなどに搭載されているOSです。
OSは、多くのジョブ(タスク)を管理して処理している
OSは、ユーザーが与える「ジョブ」を管理して、優先順位にしたがって処理しています。
「ジョブ」は、ユーザー側から見たときの “仕事” のことを意味します。
一方で、「タスク」と言うと、コンピュータ側から見たときの “仕事” を意味します。
つまり、ユーザーが与えたジョブは、タスクとしてコンピュータで処理される、ということです。
それでは、コンピュータは同時にいくつのタスクを抱えているのでしょうか?
通常コンピュータは、非常に多くのタスクを同時に抱えています。
例えば、3つの書類(A, B, C)を印刷しようとして、3つの書類の印刷ボタンをクリックします。
しかし、プリンターは同時に複数の書類を印刷することはできません。
そこで、「書類Aを印刷する」「書類Bを印刷する」「書類Cを印刷する」という3つのタスクを順番に処理できるように、スケジューリングしています。
このようなタスクの実行管理は、「ディスパッチャー」と呼ばれるOSの機能が働いています。
ということで、オペレーティングシステムについてまとめてみました。
特に、プログラミングをする方は、Mac OS か Linux を選択することをオススメします(Windows でプログラミングができないわけではないです)。
日頃、Apple社の製品(iPhoneなど)を使っている方も、Mac OS のパソコンが便利だと思います。
自分に合った、コンピュータ選びの参考になれば嬉しいです。